外部事業評価'06
21世紀協会も活動を開始して満16年となりました。これを機に、これまでの活動をふり返り、ミンドロの事業の行く末を見定めるために、事業評価を行いました。今回の評価でユニークだったのは、NGOの事業を他NGOの人間を招いて評価してもらうというところです。意外ですが、これまでになかった試みです。同じような悩みを抱えるNGOならではの評価が期待されました。評価のための資金も同じくNGOであるアーユス殿から助成を受けました。評価の視点も、これまでODA系の事業で行ってきたインフラ開発中心の視点から人間開発を中心においた新しいものを導入しました。また、これまで客観的といわれてきた定量評価は人間開発を正しく評価できないため、定性評価に客観性を持たせる工夫を入れてみました。
評価をお願いしたオイスカの林径子氏は21世紀協会の事業を非常に高く評価してくれました。ほとんどのNGOでは取り組んでいないような難しい現場において、忍耐強く開発努力を続け、住民の信頼を勝ち取っていることや、マンニャンの人々の積極的な参加を得て事業が展開されていることがポイントです。参加する人々の層を増やしつつ、また参加のレベルを上げつつ、どの時点で21世紀協会の後ろ盾がなくてもやっていけるようになるかを見極めるのがこれからの課題となるでしょう。この課題を達成できれば、協会と同様の事業はあまりほかに例がないため、究極の参加型開発として、かなりインパクトのあるモデルとなって行き、世界へ向けてメッセージを発することができるだろう、と非常にうれしい結果でした。
この結果を謙虚に受け止め、今後の事業の指針とします。
以下に評価結果を掲載しますので、ぜひご一読ください。 |
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評価学会投稿論文
「新たな評価手法を求めて」
(林径子、池田晶子)
PDF 83KB
評価学会発表用スライド
(PDF 366KB)
Peer Evaluation のすすめ
(PDF 60KB)
評価結果
(PDF 1MB)
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