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マラリアについて


マラリア

 マラリアはハマダラ蚊を媒体としてマラリア原虫という原生動物がヒトの体にはいって生じる病気であり、熱帯地方を中心に猛威を奮っている。毎年新たに世界で二億人が感染しているといわれている。フィリピンでもハマダラ蚊の生息する清流の流れる山間部を中心に発生、特にパラワン島、ミンドロ島は悪名高い。

三日熱、熱帯熱

 現在、フィリピンでは二種類のマラリアが認められている。三日熱マラリアと熱帯熱マラリアである。三日熱マラリアはより広く見られ、高熱を繰り返すが死亡することはまれである。ただ、一度発病すると肝臓に潜伏するため完治が難しく、生涯持ち続け、抵抗力の低下に伴って発病を繰り返す。熱帯熱マラリアは初期症状が風邪と類似しているため、誤診されやすいが初期治療の機会を逃すと腎不全を伴い、死亡する確率が高い脳性マラリアとなり、精神障害を引き起こすこともある。ただ、初期治療さえ適切に行なえば、再発の可能性はほとんどない。

耐性マラリア

 また、最近になって、クロロキンなどの抗マラリア薬に対して抵抗性のある熱帯熱マラリア原虫がいることがわかってきた。ハマダラ蚊にもDDTのような殺虫剤に対して抵抗力があるものがいる。そのため、熱帯地方へ旅行して帰国した人などから、ふたたび世界じゅうで患者数がふえつつある。日本では、国内の感染はほとんどないが、海外旅行者の感染は毎年40〜60例みられる。現在、ワクチンの開発もすすめられている。




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