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マンニャン族の起源




 マンニャン族について、人類学的資料。


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 マンニャン族は南方、セレベスやボルネオあたりから海を渡ってきてフィリピンのミンドロ島に漂着、定住した民族とされます。背は低く、骨格は細く、敏捷で、横に広がる大きな鼻が特長的です。性格は全般的に非常に内気で、周りと交わりたがりません。漂着当初は、平地に居住していましたが、タガログ人といわれる一般のフィリピン人がマンニャン族を少しずつ山へと追いやりました。ことばは独自のものをもっていますが、現在、ほとんどの人が標準語のタガログ語を話します。


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 マンニャン(Mangyan)族には5つとも7つとも言われる部族があります。ハノヌオ(Hanonuo)族は中でもいちばん文化が発達しており、織物技術、手芸、詩、民話をもち、文字さえももっています。イライヤ(lraya)族はもっとも平地に近いところに住み、平地のタガログ人との交流がもっとも盛んです。そのため、部族特有の文化を失いかけていて、部族そのものが滅びつつあります。カラミンタオ村の人々はこのイライヤ族に属します。アランガン(Alangan)族はとても内気な人々で、外部の人間と交わることをいさぎよしとはしません。しかし、学ぶことには熱心で、固有の文化を頑固に守りつつ、外部の知識を受け入れようとしています。シアポ、シプヨ、シリ、パクパク村の人々がこのアランガン族に属します。ほかに、ブーヒッド(Buhid)族、タグバンワ(Tagbanwa)族、バタンガン(Batangan)族などがありますが、特に、バタンガン族は最も原始的な生活をしており、頑固にその生活を守っています。決して外部とは交わらず、外部の者が入って行こうとすると、集落を捨てて、山に逃げ込んでしまうほどです。炭と葉で火を持ち歩くことで知られています。

 ちなみに、「マンニャン」とは「人間」の意味で、とくに「ハヌヌオ」は「本当のマンニャン」と、他の部族よりぬきんでていることを誇りとして自称したことばです。



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 実はフィリピンにはスペイン侵入以前から文字があった。しかもその文字はマンニャン族のものだったという興味深い研究です

A Philippine Leaf
フィリピンのマンニャン族(ハヌヌオ)の文字についての研究。英語のみ
フィリピンの葉
上記 A Philippine Leaf の日本語抄訳



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