スタッフにインタービューしました
21世紀協会のスタッフインタビューをお送りします。


田畑智美 Tomomi Tabata

北海道出身。2008年3月北海道教育大学卒業。4月より21世紀協会インターンとしてミンドロに赴任。
大学では体育の教員をめざし、野外活動の指導に励んできた根っからの体育会系。でも、料理、裁縫、手芸も得意です。そんな智美さんが国際協力の道に足を踏み入れたのはなぜ?

・インターンになったきっかけは??
田畑智美私はもともと海外にはすごく興味があって、行ってみたいなという気持ちをずっと持っていたんです。でも、まだ中学生や高校生くらいのころはただ漠然と興味があっただけで自分は何をすべきなのかということは見出せず、その好奇心は自分の中にしまわれたままでした。

開発に具体的に興味を持ったのは、大学2年生の時、学校で青年海外協力隊OBの方と出会ったのがきっかけでした。それまで、貧困や南北問題などについて知るのはメディアからの情報だけ、それを見て、先進国でぬくぬくと暮らす自分に罪悪感をおぼえていましたが具体的な行動はおこせていませんでした。でも、実際に携わったことのある方からお話を伺うとかなり親近感が沸いてきました。「自分も直接携わることができるんじゃないか?」そんな気にさせてくれました。

それでいろいろと調べていく中で、自分の中の「すべてのことは教育から」という理念と合致した我が21世紀協会に出会ったわけです。

 いろいろ選択肢がある中でこの団体を選んだのは自分を一番成長させることができると思ったからです。理事長をはじめ、みなさん知性豊かで、そこから学びとれるものは計り知れないと思っています。これから起こる様々な実体験や、人との出会いの中でたくさんのものを吸収して、自分の幅を広げたいなと思っています。

・現地に赴任した感想は??
現地に赴任した感想ですか?やはり仕事は難しいです。まだまだ、半人前にも達していません。現地のボランティアスタッフが「いかに自分から動くか」というのが持続可能性という点において大切だと思うんですが、語学が全く駄目な私は啓発をする言葉かけができていません。言われたからやる、怒られるからやる、というスタッフが非常に多いんです。ですから必死にタガログ語を習得しなくてはと思っています。事業の把握もまだまだですので地道に努力を重ねなければと思います。

生活の面に関していえば、設備のいいキャンプ場でキャンプをしている感じです。笑 毎日ヤモリやねずみやゴキブリと出会い、アリ、ダニ、ノミ、蚊と戦っています。そのほか井戸水で洗濯をしたり、水浴びをしたり、日本にいた頃とは比べる必要がないくらい不便ですが、それもまた面白いです。


今後は??
裁縫指導まずは自分自身のファシリテーターとしてのスキルをあげて、自ら考えて自ら動くボランティアスタッフを一人でも増やしたいです。ボランティアスタッフの質を上げることに貢献したいですね。具体的に言うと、今私は職業訓練に携わっているのですが、自分で考えて生み出し、売って、生活の糧にするという一連の流れを1セットにして習得してもらおうと思っています。そういう関わりの中で売れるものを作るにはどうしたらいいか、ということや、利益を上げるにはどうしたらいいか、というセールスにおける一連の流れをボランティアスタッフ自身が考えてできるようになるというのが目標です。

 帰国後は、まずは、"パイプ役"になりたいと思っています。それはどういうことかというと、私はもともと教育学部出身で、小さい頃から教職につくことを目標としてきました。しかし、大学出たてで先生になっても子どもたちに何が伝えられるんだろうとすごく疑問に感じていたんですね。それで自分の中にさまざまな経験値を溜める必要があるというのと、子どもたちに伝えることでも何が一番大切なことなのか、と考えた時に、全ての人が幸せに暮らせる社会を作っていくにはどうしたらいいか、ということを伝えていくべきだと思ったんです。それを、実体験を基にして伝えていきたいと思っています。世界へ目を向けられる子どもが一人でも多く育てば、広い意味で世界を変えられるんじゃないか、そんな風に思っています。

 そのあとはどうするか、まだまだ考え中です。開発に携わるのか、教職として過ごしていくのか・・・ゆっくりじっくり考えていきたいと思います。

・その他なんでも
日本の皆様にはいつもご支援いただき本当に感謝しています。どうもありがとうございます。当協会では不用品を募集していますが、協会の運営資金としてかなり役立たせていただいています。先ほどにも述べた職業訓練の裁縫にも大活躍です。素材が豊富にあり助かっています。この場を借りて御礼を述べたいと思います。
パーマカルチャー実習
私がとても大切だな、と考えているのは、不用品を贈ってくださることを通して、少しでも途上国の現状を知る、世界を知るきっかけになればということです。私たちから発信される情報が皆様のもとへ届き、不用品以外でも日本でできる世界貢献をしていただきたいと思います。それは本当に小さなことでいいと思います。探せば日常にたくさんあると思うんです。一人ひとりがすることは小さいことでも、たくさんの人が行うことで大きな力になる。

市民レベルの活動こそが世界を変えられる可能性を秘めているんじゃないか、私はそう信じています。

(2008年5月)