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あなたの不要品に 新しい命を!

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重要なお知らせ

古着不用品の受付を終了します

突然ですが、不要品の受付を中止させていただくことになりました。送付を検討されている方は中止いただきますようお願いします。

先般2月12日、フィリピン郵政公社の東西ミンドロ州を統括する検閲官から呼び出しがあり、荷物受領にあたり一箱当たり今までの10倍の手数料を支払え、という通達を受けました。2008年のマニラ税関での差し止め事件をご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、フィリピンの行政には一貫性がなく、いついかなる事態が起こるかわかりません。郵便局に赴いた担当スタッフが当協会の事業のあらまし、不要品事業があくまで地元の最貧層を生きるマンニャン族の人々の医療援助費、教育費に100%充てられていることを説明しましたが、結局こちらの言い分は通りませんでした。いままでの10倍の受領手数料を支払うことになりますと、事業として採算がとれないばかりか赤字になる懸念もあります。この事業がどれだけ多くの命を救ってきたか、どれだけ多くのこどもたちの教育をサポートしてきたか、またどれだけ多くの日本の方々の善意を受け取ってきたか、を考えると断腸の思いではありますが、事業を中止さざるを得ません。

実は今回の事件とは別に、近々事業縮小のお知らせをする予定でした。昨今みなさまからの問い合わせが急増し、それに比例して荷物の量が激増、日本・現地スタッフが一丸となって対応してもお礼状の送付等の作業と本業(教育、保健、農業事業)との両立が難しくなってきました。立ち上げたばかりの農業事業が本格的にはじまると、日本人スタッフが一週間以上連絡がとれない場合も考えられます。これまでも現地の通信事情からすぐに不用品に関するお問い合わせにお答えできなかったことに対するご不満も聞かれ、あるいは、荷物が届いたかどうかのお問い合わせが多く、その対応のため本業に支障を来たするようにさえなってきました。不用品の事業は現地事務所の大事な資金源ですが、本来の事業に影響が出てきた以上、ぎりぎりの決断を迫られていました。今回の郵政公社の不当な要求により一気に事業中止の決断をすることになったのです。

今後事業を再開する可能性があるのか等についてはまた追って連絡致します。お知り合いの方で不要品を現地に送ろうとされていらっしゃる方があればこの旨お伝え頂ければ幸いです。

これまで本当にご協力ありがとうございました。現地を代表して心よりお礼申し上げます。また、何とぞ事態をご理解いただきますよう心よりお願い申し上げます。

ミンドロ事務所長
川嶌寛之
                                2010年2月19日

 
荷物を回収できました
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西ミンドロ州中央郵便局で差し止められていた荷物を無事回収することができましたのでここにお知らせ致します。「せっかく送ったのに突然の中止、いったい荷物はどうなるのか?」というたくさんの問い合わせ、おしかりの意見を頂戴しました。みなさんにご心配、ご迷惑をおかけしましたことここに改めてお詫び申し上げます。

今回回収にいたった経由ですが不要品事業担当の現地スタッフ、レア・テンプランサ、日本人スタッフの田畑智美2名が先の23日(火曜日)サンタクルスの隣町マンブラオにある西ミンドロ州中央郵便局にてミンドロを統括する検閲官(Postal Inspector)と約3時間に及ぶ協議、突然のしかも不当な値上げに対し猛然と抗議し、不要品事業のあらましを改めて説明しました。

今回の郵政公社の処置についてはその不正に対し地元の住民の怒りも大きく、郵便局内の職員も含み含めこちらでもたくさんの方々から励ましの言葉、アドバイスをいただきました。こうした地元住民からのプレッシャーも手伝ってか、支払いに当たって(1)高額手数料の明細、(2)手数料受領の領収書および署名を要求するとなんなく以前の10倍という高額の手数料はあっさり撤回、結局不正行為を自ら証明するような結果となりました。ただ、フィリピン本土にあたるルソン島にあるバタンガス港からミンドロ北部にあるアブラ・デ・イログ港までの船賃だけは支払って欲しいとの要求、この点についても本来郵政公社の責任範囲ではないか、と続けて強く抗議しましたが結局これだけはこちらが折れることになりました。

これにはいくつか理解できる事情もあります。
2007年から郵政公社内での取り決めが変わりバタンガス港からミンドロまでの船賃はミンドロの各郵便局が負うことになったこと(他の職員にも裏をとりましたが事実のようです) 郵便局はそれぞれ一種の独立採算主義のため資金の少ない田舎の郵便局はこうした輸送費の負担はかなり厳しいということです。

事実数年前のことですが郵便局の輸送用トラックが故障しその修理代が払えず荷物がバタンガスの港で1ヶ月以上滞留したことがあります(このときもバタンガスからの輸送費を出してくれないか、と要求されたのを覚えています)。また、サンタクルスの郵便局は数年前から切手の在庫すら十分ではなくなりはがきの投函すらできないことがしばしばでしたが、ついに経営破綻、1年前に閉鎖されたぐらいくらいです。

協会の不要品事業の特殊な事情もあります。現在西ミンドロ州に送られてくる荷物の90%以上は協会宛、その量はますます増えているためどうしても輸送に特別便を手配しなければならないため郵便局でも実際頭を痛めているようです。

繰り返しになりますが不要品事業は当協会事業の資金源としてとても大変大きな役割をはたしてきました。しかしフィリピンの僻地で非営利団体が扱う量としてはその「適正な規模」を超え始めている、というのが実感です。このことが汚職体質どっぷりのフィリピン社会を誘惑しているのだと思います。機会さえあれば役職や立場をうまく利用して“お裾分けをいただこう”、というムードが感じられます。

以上の理由から今回もなんとか回収することができましたが、先に報告しましたとおり、この不要品事業はこれで終了させていただきたいと思います。ただ、目立たない量であれば従来通り継続できる可能性もあり、また、今のところ民間のサービス(LBC http://www.cellphone.ph/DoorToDoor/?gclid=CIj7_IqhjaACFUpB6wodhSlXeQなど)であれば問題なく受領できていることもあり、しばらく様子を見た上で条件付きにはなりますが再開の可能性も考慮したいと思います。 今後はすでに何人かのサポーターからご意見、アイデアもいただいておりますが、ミンドロサポートマラソンなどを充実させるなど別の資金作りをみなさまと共に考えていきたいと思います。長いあいだご愛顧ご支援いただ頂き本当にありがとうございました。今後とも別の形で協会事業に何とぞご協力いただきますよう心よりお願い申し上げます。

ミンドロ事務所長
川嶌寛之

 
みなさまからも多くのご意見をいただきました。

 みなさまのご意見 (工事中)


わたしたちの周りは不要品だらけ。着なくなった服、結婚式の引き出物、記念品、昔かわいがったぬいぐるみたち、海外旅行土産の化粧品。まだまだじゅうぶん使えるものばかりだし、愛着もあるけど、使う予定はない。そんなみなさまの「不要品」をフィリピンに送ってみませんか。



不要品を募集して 掲示板 こぼれ話
サリサリショップのようす
古着不要品はどうなるの? こんな物が喜ばれています
ホームへ 送り方 パンフレット Q&A




不要品を募集して

 21世紀協会ミンドロ事務所では、オフィスの一角に小さなサリサリショップ(雑貨店)を運営しています。
 1999年頃、現ミンドロオフィスに事務所を移転したのをきっかけに、有志の方々より送っていただいた古着を軒先で販売してみたところ地元の人々に大変好評であった事から、本格的に物資の募集を呼びかけ、このサリサリショップの運営が始まりました。
 みなさまからのご好意は年々増え続け、現在では、毎月平均20箱ほどの物資が現地ミンドロオフィスに到着しています。これらの寄せられた物資のうち、文房具や靴・リュックサックなど、21世紀協会マンニャン族奨学生の学校生活に必要な物は、通学用として使用させていただいております。その他の古着・日用雑貨などは、サリサリショップにて現地住民に格安で販売し、その売上を奨学生事業の運営資金に充てています。
 日本から「不要品」として送られてくる物資は、ミンドロ島で「生活必需品」として再生し、新たな命が吹き込まれます。ご家庭に眠っている、または捨ててしまおうと思われている品々がございましたら、少数民族の子どもたちの役に立ててみてはいかがでしょうか?



古着不要品はどうなるの?




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サリサリショップのようす
フィリピン流「よろずや」、サリサリショップ。21世紀協会ミンドロ事務所が運営するサリサリショップでもみなさまから届いた古着・雑貨・食器などが所狭しと並べられ、販売されます。

 最近では、サンタクルスの郵便局に荷物が届くや否や町の噂となり、我々が知るよりも早くその情報を聞きつけた近所の方が、お目当ての品物をたずねて、次々と問い合わせてこられます。

 21世紀協会では、事業の運営・奨学生の行事を活動の中心としているため、店は物資の到着状況により、臨時的に運営されています。

 販売にあたっては、地元住民との値段交渉が必要なため、現地タガログ人スタッフが担当し、元奨学生ボランティアが社会勉強の一環として販売補助を務めています。

 サリサリショップの風景写真




こんな物が喜ばれています
・古着  特にTシャツ、ジーパン、ショートパンツスニーカーが喜ばれます。(長袖もOKですが、厚手の冬物は不要です)子供服。
スニーカーは大人気。
・文具 ノート、鉛筆、ボールペン、色鉛筆、クレヨン、システム手帳、ハサミ、クリアファイルなど。
(シャーペンは使わないので不要です)
・食器 皿、マグカップ、スプーン、フォーク、キッチン用品など。
・日用雑貨 石鹸、テーブルクロス、シーツ、カーテン、タオル、バッグ類、ペンライト、雨傘、日傘など。
・クリスマス用品 クリスマス用置物、飾りなど。(10月頃からデコレーションが始まります)
・ぬいぐるみ UFOキャッチャーなど景品も大人気です。
・楽器 ギター、笛、ピアニカ、ハーモニカなど。
・化粧品 使いさしの化粧品、香水、装飾品(ネックレス、ピアスなど)
・ほかに 時計、腕時計(電池の切れていないもの)、キーホルダー、置物
絵本(日本語でもOK、英語ならなお可)
*会社名の入った「粗品」類、多少の汚れがあるものや使いさしでも歓迎します
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送り方

現在、日本事務局では資金と場所の関係で荷物をお預かりしておりません。したがって、現地事務所に直接お送りくださるようお願いしています。送り方はみなさまにお任せしていますが、ここでは一例として初めての方でも簡単で経済的にお送りいただける国際船便小包の送付方法についてご説明します 

方法はいたって簡単。郵便局で国際小包用の送り状をもらい、以下の内容を記入して荷物と一緒に窓口へ出すだけです。(料金は10キロで約4000円)
SAL便や航空便は送料も高く、もったいないので、船便でじゅうぶんです。SAL便は船便と現地到達時間がとくに変わりません
送り先


送り状:毎回送り状を書くのは面倒ですよね。エクセル形式の送り状(インボイス)を郵政公社のページからダウンロードできます


集荷サービス:全国の郵便局では電話一本で集荷に来てくれます
 
 (フリーコール、東京23区のみ))
 お近くの集配局を検索するにはこちらをクリックしてください
国際郵便は集荷できないと一部の郵便局で対応があったと聞きますが、そのようなことはありません(郵政公社に確認済み)



 現地には電話回線やFAXはもちろん、インターネット接続もありません。連絡は日本事務局で承ります。以下の「連絡フォーム」は日本事務局との連絡にお使いください。「荷物を送ったよ」の一言でもかまいません。お気軽にご連絡ください。

残念ながら輸送中に割れてしまったお皿はトイレのタイルに!無駄になるものは何もありません
連絡フォーム






伝票の書き方
日本郵便のページ
http://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/parcel.html
書き方が丁寧に説明されています

送り主: (ご本人)の氏名・住所

日本語のできないスタッフでも読めるよう、送り主様のご住所、ご氏名はできるだけ英文字で書いていただけると助かります

送り先: 直接フィリピンに送ってください
 送り先
Mr. Hiroyuki Kawashima
21st Century Association
Santa Cruz, Occidental Mindoro,
Philippines

 *電話はありませんのでご記入いただく必要はありません。

内容品の詳細と個数: 経験上、大まかに記入していただいて結構です
 例: 古着 Used Clothes  雑貨 Daily goods  文具
内容品の英訳については日本郵便のページをごらんください

※最近、一部の郵便局(とくに地方)で一品一品内容を詳細に書けと指示されるケースがあると伺っています。決してそのような必要はありません。盗難防止のためにも荷物の内容を詳細にお書きになることはお勧めできません。

内容品の総価格 : 紛失時に備えて保険をかけるかどうか確認のため、記入を求められますが、正確に記入する必要はありません。不要品の場合「No Commercial Value」と書いていただいても結構です

送り主(ご本人)の署名: (日本語でもOK)
サインは英語で、と言われるケースがあると聞いていますが、日本語でかまいません(郵政公社に確認済み)

万が一届かなかった場合の対処方法: 返送(費用自己負担)、放棄、転送から選択
(通常、「放棄」を選びます)
「放棄」を選べないと言われたとの報告を受けていますが、そのようなことはありません(郵政公社に確認済み)

送達方法: 船便を選択
航空便やSAL便も選べますが、もったいないので船便でけっこうです

トラブル事例: 伝票の書き方や送料について、トラブルの報告があります
こんなこともありますのでご注意ください[07.06.11]



パンフレット
パンフレット
(MSWord形式、
A4横、裏表)
インターネットをごらんになれないお友だちにパンフレットを印刷して、この活動をご紹介ください!



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よくある質問
Q&A こんなもの送っていいの?要らないものって?不要品は誰が買うの?そんな疑問にお答えするとともに、エピソードなども紹介します
事務所の入り口の協会のロゴマークの風車も壊れた食器の破片のコラージュです




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 現地の実情や我々の活動状況、お送りいただいた荷物がどうなるのか、あるいは、送って喜ばれるもの、送り方のコツなどをメールマガジンに書かせていただいていますので、もしよろしければぜひご購読ください。内容盛りだくさんで、楽しい画像もご覧になることができます。もちろん、購読は無料です。  メールマガジン


さいごに

カンルアン村の識字教室の生徒と先生
 国際船便小包で送っていただいたみなさまからの物資がミンドロオフィスへ到着するには、最低でも2ヶ月はかかります。物資が届いた際には、おひとりおひとりにその旨をご報告するようにしています。
 しかしながら、数少ない現地スタッフで運営しているため、残念ながら充分にご返事のできない場合もあるかもしれません。どうぞ、このような現状をご理解いただき、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。



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