農業学校コンプレックス事業

奨学金事業の安定経営のために農地を取得、多角経営を行ない、同時に農地を農業学校実習地として活用し、周辺住民なども含め、地域社会に対し幅広く解放することで地域との共存共生を図ります。

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農業学校コンプレックス事業図


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事業背景 マンニャン族総合開発プロジェクト事業図へ

 これは、マンニャン族農村開発事業をより大きく展開するための手段であるとともに、奨学金事業をサポートする事業でもある。ホリスティック・ファーミング(総合農業)構想という方法論の下で進めてきたシプヨ、カラミンタオ村での事業のノウハウを一般マンニャン族の他地域の住民にも解放し、広く地域社会に開かれたものを大きな目標にしている。その意味でマンニャン族農村開発事業のステップ4に該当する。

 奨学金事業の安定経営のために農地を取得、多角経営を行い、同時に農地を一般マンニャン族の農業学校実習地として活用する。農地の労働力は奨学生とその両親及び一般生徒が担うため自立心を養うと同時に技術を習得する機会を与えることになる。その意味で奨学金事業と農村開発事業の二本柱が互いを補完し合い、強化し合うための事業と捉えることもできる。また、農村開発事業地でのフィールド学習と実験農地としての学校農地での研修、授業を合わせることにより学習効果は一段と上がるはずである。

 また、農業学校は農業ばかりでなく、漁業、溶接工技術等幅広くマンニャン族職業訓練の場として機能させ、訓練を提供すると同時に訓練終了生に経済的自立の道を提供する場となろう。さらに、共同農地からの生産物のみならず、広くマンニャン族が生産する野菜、籐製品などの市場機能を持たせれば、学校からさらにはマンニャン・センターとしての機能を果たし、地域に住むマンニャン族全体にサービス提供の機会が広がるだろう。



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借り入れた農地

a. 農園経営 マンニャン族総合開発プロジェクト事業図へ


概要: 既に獲得した水田0.7ヘクタールに加え、非灌漑農地約1ヘクタールを獲得し、野菜、トウモロコシ、養豚/養鶏の多角経営を実現する。農地経営の収益/生産物は協会奨学生の食料となる。
指導担当者: Fernando Tuscano(コミュニティー・オーガナイザー)
訓練生: Alvin Miranda, Wilfredo Bernardo, Larry Viguilla


b. 牧場経営  マンニャン族総合開発プロジェクト事業図へ

概要: シプヨでのローン回収にあてられた牛約12頭を元に農学校独自の牧場経営を始める。当面は経営のリスクを避けるため、牧場用地の購入/リースは行わず、農学校で学ぶマンニャン研修生や、卒業奨学生に飼育、管理を委託し、代償として生まれた子牛を協会と分配する形式をとる。牧場地は従って分散する形になるが、主にシプヨ村、カラミンタオ村に集中させる。マーケティングを含む牧場経営の研究、調査を十分に行った上で、十分な収益が可能であれば、牧場用地の獲得を含め、本格的な経営も十分考えられる。
牛(シプヨ村にて)

c. 雑貨店経営  マンニャン族総合開発プロジェクト事業図へ

概要: 99年度は郡当局との話し合いをすすめ、マンニャン専用市場(簡単な屋台風のもの)の開設を急ぐ。ここでは、借り入れた農地やカラミンタオ村で生産された作物を中心に販売し、その管理者として卒業マンニャン奨学生を登用する。また、日本から送られてきた雑貨、衣料援助品なども一部ここで販売し、学生寮の経営費に充てる。
受益者: サンタクルス郡マンニャン族全員
期待される効果: マンニャン族の生産品の販売によるマンニャン族の経済的自立
21世紀協会現地組織の資金の確保
事業責任者: 川嶌 寛之 他4名
学生寮の前の急仕立てのサリサリストア(雑貨店)
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